先日は菜の花風景と相模湾だけのために二宮へ行った私ではなかった。
以下マニアックなのであしからず。。。|д゚)
二宮 鶴巻田横穴墓群。(群=穴が十数基)
たまにこうして 新たな穴を訪ねて楽しむ事は
この先もずっと続けて行けるだろうと思う。穴は沢山空いている。
吾妻山の中里出口から葛川を渡り 東海道新幹線を潜って
小田原厚木道路付近まで 20分程歩いた付近に横穴墓群がある。
造築は古墳時代後期と言われる。
道沿いに標柱と4つの穴があり
その奥の民家の斜面にもいくつか空いている。
個人の土地に10基の穴があるそうだ。
なんと このお宅ではその穴のうちのひとつ、
井戸用に掘られたと思われる 奥行きのある穴を
ワインの貯蔵庫にしている。(木の扉に施錠)
ブラジルヴェラノポリス市からワインを輸入し この穴で熟成させている。
国際交流を通して二宮の活性を目指すという事だそうだ。
↓右の木の扉をつけた穴が ワイン貯蔵庫。
こちらのお宅の奥様が とっても朗らかな方で 色々お話を伺った。
ワイン貯蔵庫穴も ご親切に見せていただいた。
入口脇の壁にワインが眠っていた。
奥は貫通していない様子。横穴井戸だったのだろうか?
(湿度高く 17度くらいに保たれる)
秋は紅葉と穴が楽しめそうだ。穴の前にテーブルまである。
私の他に もうひと方 見学していた男性(仙人みたいなお爺ちゃん)の話だと、
横穴墓内部に
「見てごらん、ここに遺体を置く台が(正面奥)にあるでしょう?↓」
「で、(遺体を)置いて、そうしたらこっちこっち
こっちの穴、
隣の穴で 親戚家族で食事会をするんだ↓」
。。。と聞かされた。
。。。今となっては 予測でしかないのだけれど。
そんな考察もあるのだなあ。
沖縄に、お墓の前で親族で集まって食事をする行事があるなあ・・・
奥様に 更に畑の奥にある斜面の2穴も 特別に見せていただいた。
どちらも天井の高い ドームの様な穴だった。お墓なのか!?と思うほどのサイズ。
鎌倉のやぐらでいう 法華堂みたいな穴だったのかも。(↓中から)
(そのひとつには奥壁に線画ではないか?というような彫り込みと
「九」とか「石」の文字のようなものも彫ってあった、後になって書かれたものかも。
もう一つには木材でも刺したのかというような穴が並んでいた。)
ドームの中から撮らせていただいた。
私の波長と合いそうなその奥様は
「あたしね、ここに何も持たないで来て、瞑想しようかと思って♪」
みたいな事をおっしゃった。
私は「イイですね~~~!ここからこの景色を見ながらぼーっとしたいですね、
雪が降っても素敵でしょうね~」と言いながら 羨ましくて
・・・・・・機会があったら嫁ぎたい!!!!!!と妄想。
ワインは一本2000円で販売されているそうだ。
勧められなかったけれど その場で買えるのか聞いて買ってきたら良かったなあ(;´д`)
穴からの帰り道、余韻冷めやらぬうちに
道端に妙なモノがあった。
温泉スタンド 18リットル 100円 安っっ!!
源泉16.2度 PH9.5 薄褐色透明無臭
葛川の猫「また来なよ」と言っていたような。