江ノ電沿線「今昔漫筆」という S57年発行のちょっと古い本を読んだ。
そして稲村ヶ崎の北の山の中腹に「那智の滝」という滝があった事を知った。
稲村ヶ崎を流れる「音無川」の水源には正福寺という寺があり、
川が山を下る途中に滝があり、「音無の滝」とも呼ばれていたらしい。
「あの滝は不思議で 水が上から落ちているようだが
実は下から水が湧いてそれが上まで吹いていって 落ちていた滝だ」という話。
「下から水が湧いて吹いて!?」そんな滝が 稲村ヶ崎にあったなんて!
そういえば鎌倉で滝といったら朝比奈の三郎滝と称名寺の滝。
どちらも静かな雰囲気の滝・・・・。
音無の滝(那智の滝)は5~10メートルあったという話もあるから
残っていたら 観光名所になっていたかも知れないなあー・・・。
宅地造成で潰されてしまったそうだ。
どうして(/ω\)滝なんてなかなか無いのにどうして守れなかったんだろう!!もったいなーい!
このあたりには以前 「蛍合戦」という言葉が残るほど 蛍が沢山いたそうだ。
見たくなったら本を読みかけにしてでも すぐ行動する様な単細胞人間なので
翌日になると 滝のあった辺りを見に行ってみようヽ(´ー`)ノと出かけた。
稲村ヶ崎駅から 北へ歩いて行くと・・・・
奥の山が滝のあった山だと思う。
音無川源流の正福寺跡は 駅から15分ほど歩いた
住宅街奥の公園に 石碑で残っていた。
周辺で 細い怪しい道を見つけ 進んだら山に入り 登るとすぐに熊野権現社があった。
古い石仏と祠も。調べると ここに滝があったようだ。
周辺の斜面を見ると 散らかっていて滝をイメージすることは難しかったけれど(´・ω・`)
1960年代に鎌倉周辺の大型宅地造成が活発化したそうなので、音無の滝が潰されたのはその頃なのかな?
更に山を登っていくと 堂々とお食事するリス。食べ終わるまで見る(笑)
一番高いあたりには エナガの賑やかな群れと良い景色が!!!
(矢印のところに)江ノ島も見える!
音無の滝を見てハイキングなんて出来たら最高だろうなーー(´・_・`)
山を下りて音無川を海へ辿っていく・・・・
細い流れはスルスルと途中から道路の下へ・・・そして江ノ電線路の下へ出た!
むむ!水が溜まって向こうに落ちている(゚д゚)!
踏切は無いところで線路を渡って・・・
川に架かる橋の上から 滝を見つけた。
橋の名前は「音無橋」。橋から樹が邪魔をして見えにくいけれど
立派な滝!?
結局 滝を見ることができた私は いい気分になった(^-^)♪
海沿いで・・・・
入口にお地蔵さんの居るカフェで珈琲を飲んだ。
ケーキの横に甘納豆が5,6粒ついてきた。
甘納豆を何十年ぶり?に食べた♪