リビングのカーテンに シルエットがひらひら舞うと、
別世界の様に感じる。
この夏は 庭のバナナでカブト虫を誘引したが、
ついに1匹も飛んでこなかった・・・
ほぼ毎日来たのがアカホシゴマダラ。
そんな蝶もそろそろ来なくなるのかなあと、
名残惜しくなって ちょっと強引に
指を差し出してみたら乗り移ってきた。
なんとも優しい感触。要注意外来種。
毒のある葉を食べて育つ「ゴマダラチョウ」
に擬態しているという事だ。
これは一度だけ飛んできたゴマダラチョウ。
そしてアカホシとよく奪い合いをしていたルリタテハ。
アゲハ蝶は 私が庭に居ると まず飛んでこないし、
逃げてしまうが 「アカホシ」だけは、全く動じない。
顔の周りをヒラヒラ飛んでいる。餌に吸い付いている時は
翅を掴んでみても 気付いていないのか、飛んで行かない。
蝶にも性格の様なものを感じてしまう(笑)
蝶目・・・・・その中のミノムシの話。
「みのさん」 (笑)♪タイムリー♪?
春の終わりだったか忘れたが 玄関先で目の前を歩いて横切るミノムシに出会った。
思わず捕獲した(笑)
子供の頃マッチ箱に折り紙で 衣替えをした記憶。
「人毛でやってみよう」という直感(笑)
お見せしないが(笑)、髪の毛の中に置いてみた。
・・・・・1時間たって開けてみたら イマイチ進んでいないので
あっさりと刺繍糸を追加した。
そのあとしばらくして ビーズとスパンコールを追加した。
気になって 何度か覗く(笑)
首回りから作り始めていた。
最終的にビーズをワンポイントに(ヤラセ無し)完成したのを見て大変満足した。
⇒⇒⇒
これには 興味が湧いてしまった
1:もう一度人毛で
2:アルミホイルを細かくちぎって
3:ラップを細かくちぎって
4:何か得体の知れない感じの材料を探そう・・・
・・・・となると ミノムシが必要。
それから何度か林にミノムシを探しに行った。
全然見つからない。
ちょっと調べると、なんと絶滅危惧種になっているらしい!
ヤドリバエの寄生によるとか。・・・・・見つからない訳だ。
でも探した。探す場所を変えてみた。
神社の灯籠に結構ぶら下がっている事が解った。
そして沢山ぶら下がる場所を知った。
それは 幹線道路のガードレールの裏だった。
こういうつなぎ目のポールの裏。
切なくも汚いミノムシ。排気ガスにまみれている。
捕ってきた蓑は皆、殻だった(笑)
??????時期違い?
生態を知ってみようと本を読んでみた。
ミノムシは口が無いっていう事を以前知って「!!」と思うまま
それっきりだったのだ。
ミノムシ(ここではミノガ)は、生まれたら元気に葉っぱを食べて
成長して蓑を造りその中で蛹になる。
ここまでは♂♀いっしょだ。
オスは羽化すると 交尾の為だけにメスを探しに飛んで行く。
食べ物は食べないので 退化して口が無い。
交尾をして死んで行く。
メスは蛹の殻の中で過ごす。小さい頭と胸に身体の大半が腹部のイモムシ状である。
羽根も手足も愚か、目や口の感覚器すら無いのだ。
蓑の中で 蛹の殻の中に千個以上の卵を産み、それを守り、
卵が孵ると、それを見届けるように蓑の下の穴から地上に落下して死ぬ。
(ここでウルウルきてしまった!)
まあ、昆虫は驚異。
ミノムシに限った事ではないだろうが 知ってみると色々グルグル考えた。
生きる事の意味 子孫を残すだけ 感情も感覚も無い?
それをずっと繋いできた意味 退化は続くのか?
最終的に何を目指しているのか・・・?
ちいさな小さなことだが、なんだか無重力の空間で考えている様な感覚。
在宅のミノムシを、私はまた、探す気になるだろうか???(汗)
ちなみに 卵から孵った幼虫たちの出発はこんなイメージだそうだ(笑)
細い糸と共に 風に乗って飛んで行くのだ。
この中の何匹かが また、命を繋いでゆくと思うと・・・・・
・・・うわー語ってる私!!汗(笑)
長くなりましたすみませんw