また 雪が降った。
このところ 歩きたい病が出ていたので
翌日、晴れの予報を見て、未だちゃんと見たことが無い「建長寺」へ行く事にした。
正門には 無料の駐輪場があった。(駐車場は1時間600円)
拝観料の300円を払って すぐに目に入るのが山門(1775年再建)
そして その下の おびんづる様。
「痛いところを撫でると治る」のだが。
あれこれ考えてみたが、何処も痛くも痒くもない。 触る事は出来ず。
痛くないところを撫でて どうにかなっても困る。
鎌倉五山一位の格を持ち、日本最古の北条氏による禅の専門道場。
・・・・なんて言うからここには見どころも沢山。
建物も仏像もとても素晴らしい。
が 背後の山の、斜面やら穴やらが気になってしょうがない。
目の前に見えている山上では これまで沢山の「穴」を見て来ているのだから 。
「中腹の半僧坊まで登って、下りて回春院へ行ってやぐらを探そう」
半僧坊は天狗の像が沢山迎えてくれる。
階段でどのくらい登るんだろう・・・・とモヤモヤしてきた、
のたりのたり歩いて行くと 半僧坊手前で
何かの遺跡あとの石柱。
脇へ階段が続く。何があるのか気になり そっちへ曲がってしまった。
古道とお墓(河村瑞賢という江戸の実業家の墓)と井戸があった。
そして、たぶん昔の参道なのか 古い階段が山上へと続いているのを発見。
吸い込まれるように 登る。藪の先には 半僧坊の「富士見台」が見えた。
富士見台で振り返ると 鎌倉の谷景色。残る雪に感謝!
雪の鎌倉って、そう多くない。レア。
階段を下りながら 壁面に目をやると 穴が多かった。
回春院池では 鴨が置物の様にじっとしていた。
背後の山には 天園の朱垂木やぐらへ続くように
いくつものやぐらが口を開けていた。しばらく雪で明るい山を散策・・・・
冷えてきたので建長寺汁から変化したといういわれのある「けんちん汁」を食べに戻ろう・・・
もどる途中 ダメ押しで斜面を登ってみる(笑)→石切り場跡に出会う。→正解。からの充実感満タン。
五山のけんちんそばで締めくくり。
勢い余って 舌をやけど。上品なお味。900円也。