寒くなって 虫をあまり見かけなくなってしまった。
昆虫探しが好きな私、虫が恋しいわけじゃないけれど
虫が守る神社があるのを以前知って、珍しいなと思い
散策を兼ねて先週末観に行った。
鎌倉の今泉の神社。この神社は散財が池の近くで
鎌倉といっても 観光で来る人は居ない感じの静かなところ。
到着してすぐ気になった、神社の入口の歌碑。
江戸時代後期の狂歌師 酔亀亭天廣丸(すいきてい あめの ひろまる)
彼が生まれたのがこの辺りだとか。
説明を読んで、自由できっと面白い人なんだろうなと思った。
「くむ酒は これ風流の眼なり 月を見るにも 花を見るにも」
若くして江戸に出て 易学を修め、狂言も精進して高名な狂言師となる。
もう大変な酒好きで、数々の逸話があるとか。
外出時も徳利を離さず、衣服には徳利の紋をつけ、著書にも徳利の図。
そんな奇人ぶりを江戸の人々は愛したとある。
この近くの彼の墓石にも、ちゃんと徳利の図が刻んであるだそうだ。
お金も全部 お酒に替えて飲んでしまったそうだけれど、
こんなふうに素敵な歌も詠めるのはきっと とっても豊かな感情のせい。
奇人と言われるどんな人にも、私は多分 魅力を感じるのだろうなあ(笑)と思う。
・・・・・神社へ上がって行く。
ああ、銀杏の葉が残らず散っている。
「白山神社」 百足(ムカデ)しかも”大ムカデ”を守護虫としている。
その大ムカデを模した6mもの注連縄(しめなわ)がこうして奉納されている。
源頼朝が創建と伝わるこの神社は 今泉の鎮守様で
古くは毘沙門堂と呼ばれていたらしい。
毘沙門天のお使いがムカデとされることから
毎年1月に、ムカデを模した大注連縄を作って
こうしてぶら下げて飾っているのだそうだ。
もう12月だから、6メートルの注連縄ムカデもいささか元気がないなあ。
新年に新しいムカデに替えられたら、また観に行きたいな。
この地区では百足(ムカデ)を殺してはいけないという言い伝えもあるそうだ。
ムカデの事を 相模地方の方言では、「ハガチ」って言うらしいけど、
聞いたことないな。。。。
ーーーーというか 今時、日常会話でムカデが出てこないからな(笑)
全然関係ないけれど今、ムカデから連想したのでついでに・・・・
以前 虫について 何かを読んでいた時に、
「カマクラオオゲジ」という虫がいる事を知った。
本土のオオゲジには、ノーマルとかまくらタイプが居るとか。
ゲジの種類に、①ゲジ②オオゲジ③カマクラオオゲジ の3種が居るようだが
はっきり図鑑には載っていないみたい。
・・・・ま 普通の人からしたら、どうでも良いか。
鎌倉ってジメジメしているから、洞穴のカマドウマとかゲジとかのサイズが、
他の地域よりも大きいのかな なんて思っている。
ゲジの研究する人が居ないんだなきっと。(私もするつもりは無い)
↑虫を語ってしまった(;´Д`)
この日は虫も見た。
散財が池に居た ルリタテハ!陽射しを浴びて充電中。
これから冬を乗り切るパワーのありそうな分厚く見える翅。
鎌倉湖の周囲を一回りした、紅葉にはちょっと遅かった気もするけれど
鯉とアイコンタクトして、ガビチョウを追って遊んだ。
馬の背の小径から見える富士山。真っ白。
南側のモミジが綺麗だった。
湖の奥の散策路からかなり下に見えたのは ホシハジロかな?(40倍ズーム)
何度も何度も潜って元気だった。
今週中の目標 ①年賀状を用意する。②クリスマスプレゼントの手配をする。
12月3週目。
あああああ。(;´Д`)