空を見よう。
空を見上げて。
空を見れば。
でも 何故空を見るのか と 振り返ると
美しい空だったとしても その空色に映る自分の風景は
必ずしも 大切な光景 ではない。
雨の後、キラキラ光る黄金色の、
もどかしいため息で 包まれた夕景
明け方の、移り変わる紺のグラデーションは
とめどなく流れ出る 感情で滲んだ
私は、どんな空が 一番好きなのだろう・・・
そういえば
満たされた心で観た空 という記憶・・・・
私には、
目を閉じたとしても
現れる事は 無いのではないか。
空には 何かを 与える力・・・・・
果たして あるのか