今週、建長寺に散歩に行ったときの事。
建長寺の広い境内の谷は
建築物、仏像だけでなく山にも繋がるし、
池も田んぼもある、斜面もお墓も階段も・・・！
古くは処刑場や庶民の風葬地であったこの谷は
地獄谷と呼ばれていたそうだが・・・・・・。
回春院の周りが割と静かで 池や田んぼなんかもあってイイものだ。
ツリフネソウが一番綺麗な時期だった様だ。
回春院の田んぼの一番奥の谷間から振り返る。「風葬かぁ・・・」とつくづく眺めた。
半僧坊へ階段を登って行くと、階段の隅から
野ネズミがちょろりと飛び出して消えた。
一瞬だったが絵本から抜け出た様に艶の良い可愛い姿だった。
階段を登り切ったところの 「富士見台」から覗くと
足元の斜面が伐採されている！あららららら
以前、眼下に広がる、雪化粧した木々を眺めたはずの風景が・・・。
でも、でも、伐採した事によって 出現していた 新たな 「穴」達がっ！！
当然だ、鎌倉の斜面に穴はつきもの。
やっぱりここにも 有ったか〜〜！素直に嬉しい。
富士見台脇から 斜面へ、ぴょ〜んと降りる。
なんの看板も無い、人も無い。
ちょっと振り返って 驚いた。富士見台（右上の板張り）のすぐ下に穴がっ・・・・・！！
井戸の様であった。
他にもいくつも斜面に穴が！
穴の中の椅子の様なモノは何だろう？これも「やぐら」墓だとしたら 初めてのケースだ。
新たな穴が現れた事で、また次の散策を妄想してみたり(笑)
ハイキングコースには 「スズメバチの巣が近くにあります」なんて書かれていたので
未だ 注意が必要みたいだ。（実際 沢山飛んでいた。）
帰りに 山門でオレンジの法衣を来た外国の方・・・・
どの方も 写メを撮っていた。「持ってるんだぁ」とつぶやいてしまった(笑)
見上げる眼はどれも とてもキラキラと輝いて、随分長い事、山門を眺めていた。
・・・・・ちょっと 誇らしい気分になった。
