りあさんの世界

好奇心に任せて あれこれ行動中

罪と罰

お茶の水にある 明治大学博物館。
建物が大変近代的で オフィスの様だった。
来館者は2,3人と言ったところである。


刑事部門の展示には 我が国唯一の資料があるという事で
一度は見て見ようと思った。
今回新しく加わった資料の中に
江戸時代の捕縛方法を紙人形で実際に示した『捕縛仕様人形秘伝』があった。


確か 罪名だったり、性別などにより、
縄のかけ方を変えていたそうである。
実にリアルでわかりやすい!


捕縄が季節に応じて 色分けされていたのは 面白い驚きだった。

こちらは 見覚えがある拷問。
教科書だろうか、時代劇だろうか・・・・
レプリカらしいが 見ているだけで脛の痛みが押し寄せる。
三角の木材を並べた上に正座・・・・
この重い石を 更に グラグラと揺らすっていうんだから恐ろしい!

それでも白状しなければ・・・
海老固めだっけなあ?(下の図参照)
海老のように体を曲げたまま縛られ、放置。

更に 白状しないと・・・・

後ろ手に縛られ 吊るされたそうだ。これが一番辛いらしい。


展示は続く。
とても穏やかな初老の男性案内人の方は にこやかに見守りながら
「写真も、どうぞ撮ってください」と声をかけて下さった。
目の前の物とのギャップに 少し戸惑う(笑)

鋸引き(3日間放置だったかな)

サラシ首の台座。

そのほかにも磔、火刑と拷問具が並ぶが・・・・
最後に西洋の絞首、ギロチンの展示。
一番衝撃だったのが

ニュルンベルク鉄の処女

レプリカと解っていても ものすごい迫力が漂う。
使用方法は とても書けた物じゃあない。

こんな情報がある。
フランスにおいてギロチンは、トビアス・シュミット社が製造。
当時は、おもちゃも販売されていて、動物をギロチンして遊んでいたと言う・・・・
ビアスシュミットは本業はチェンバロ職人であったそうだ。
シュミット工房という名で現在も存続しており、
ギロチンや拷問道具などの特殊インテリアの受注生産を行っているらしい・・・。


ちょっとDEEPだったけど、たまには 
脳にこういった刺激も 大いにアリ。と思う・・・・