りあさんの世界

好奇心に任せて あれこれ行動中

晩秋のツマミ

「アタシ達の出番は もう終わったわ。」「今年は短い秋だったな。」

農家では今も「案山子引き」という神事が行われている場合があるそうで

旧暦の10月10日(11月10日)に 案山子を田んぼから引き揚げて

家に持ち帰って庭に立ててお供えをするんだそうだ。

周辺地域の案山子は どこも撤去されているけれど、

この田んぼには まだ残してあるという事は。。。案山子引きの神事を

続けているなんてことは。。。。無いかな(;^ω^)

この近くで見つけた アンニュイな案山子風オブジェ。

ギョロ目のモズ男「ほんとだ、確かに物憂げだね」

乾いた秋風に揺れる コスモスとタマスダレ

今回見つけた季節外れの開花はコチラ。

河津桜とヒマワリ👀桜は葉っぱも沢山出ている。

 

今年はアサギマダラにまだ会えていなくて、

江の島に鎌倉の海側緑地に。。3回出かけたが会えず終い。



江ノ島にて。。。。。

👀あ、来た。カラフルな赤い小枝の様な脚。

 



 

彼らがやって来た。

冬の使者ユリカモメ。ちゃんと立冬間際にやって来るところがニクイ。

小ぶりでカワイイユリカモメ✨

丁度この日は 全国学生ヨットなんちゃらの大会が行われていて

180度右を向くと、沢山のヨット達。

私がユリカモメを眺めるその横で

不意に 早稲田大学の校歌の合唱が始まった。

優勝でもしたのかな?👀⛵

拳を上下に振って 不安定なヨットの上と

突堤の先に集まった学生たちで大合唱。若いって、眩しい(笑)

ユリカモメ「なんだなんだ?ニンゲンたちが群れで囀っているぞ。。。」

 

裏磯では、クロサギカップルが💛ハートを作っていたのを見た。素敵。

片方がボサボサに見えるけど、これはオスの飾り羽根なのかな?👀

・・・だったら失礼(笑) 

黒いから乱れ髪に見えてしまったのかも?何由来の固定観念なんだ(;^ω^)?

孤高のミヤコドリ健在。

この日はイソヒヨ子。オスには会わず。

これからまた、やってくる水鳥を観るのが楽しみになるなあ🦆🦆

まだ見た事のない、アビとハシビロガモを見てみたい。

 

(出遭いは突然に)

先週末、徒歩での買い物帰りに 家の近くでふと目についた赤い物体。

ツツジの様な花の”花ガラ”かと思ったが 

その見覚えのある色に、もしや。。。

(画像中央)

と思って周囲を見回してみると。。。同心円状に同じようなモノが出ていた。

私はそれらがキノコであることを確信した👁👁!!!

 

左:卵の様なキノコの幼菌から 少し赤い本体が出ている

右:割れる前の幼菌

この色は まさしく 以前1度だけ遭遇した、カニノツメではなかろうか⁉

(過去のカニノツメ記事 森のたらば蟹 - りあさんの世界 )

いや、でもカニノツメとは形が違うな。。。。しばしググる

 

📱 📱 📱 📱 📱 。。。。。

 

すると、どうやら「ツマミタケ」なるキノコであるらしいことが判明。

カニノツメ同様に、成熟すると強い臭気を発するらしい(笑)👃💨

 

珍しいモノの様なので これは良い機会と思い 

私は、卵を一つ持ち帰ることにした。

傘の先で突いて 引き抜いてみると、

小さな根っこの様なものがついていた。

なんだか形がとっても可愛い(笑)家まで500m。

このまま帰った。

帰宅して豆鉢に植えてみた(笑)

翌日 卵は少し乾燥して尖ったあと、翌々日(2日後)にキノコが顔を出した。

そこで私は、この後生えて来るキノコの胞子を手に入れるべく、

(胞子はキノコの先端部分についている粘液(クレバと言う)にあるらしい)

瓶に密閉する事にした。

これを機に、次の世代を生えさせてみたいと思ったからだ。

3日後の朝、遂にニョキっと伸び始めた。なんと奇怪な姿だろう。

そこからの成長は早かった。

がしかし その日私は仕事だったので。。。。急遽、

タイムラプスのアプリをダウンロードして 居間にセットして出かけた。

7時間後の帰宅までの伸びがこちら(笑)案の定 蓋に当たってしまう(笑)

夜には成長が止まった。先端部分に胞子入りの粘液クレバが付いている。

が まだ、匂いは無い。このきのこは匂いで虫を寄せ、胞子を運ばせて増える

虫媒菌という事だ。これは、私が虫となって 庭に運んでみようではないか(笑)

何度か匂いを確認していたが、4日目の夜遂に。

弱いけれど 肉食獣の糞の様な香りが(笑)

多分カニノツメとほぼ同じだ。 

とりあえず もう瓶を開けるのは止めておこう。

家族にも勧めたが、誰も嗅いでくれなかった。

普通では一生嗅げない貴重な機会だと言うのに解せない。

とはいえ私も 肺の真菌症なんていう病気もあるから、

念のため、何度もこれを嗅ぐつもりは無いが。

クレバの粘液は 庭の隅の2か所に楊枝で移植した(つもり。)

瓶もこのまま観察をしてみようと思う。

静かな秋の終わりに、こんな素敵なキノコに出遭えた偶然に感謝。

そして今、私の横で 役目を終えうなだれるツマミタケが尊い

ありがとう。そしてまた会う日まで。。。



 

 

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