今回は 自己満足のマニアックお探歩記事なので
悪しからず。(笑)
えっ!?「頼朝のかくし湯」ですってぇ!?
家にある本で見つけた、魅力的な位置情報↓
以前行った湘南モノレール沿いの 北野神社(山崎天神)の所だ。
この地図から色々調べて行くと
「これは是非、現地で旧跡探し散歩を!」という楽しい気分になり、
A4用紙に アチコチから拾ったキーワードを沢山書き込んで 持って出た。
こういう時私は大抵 ババーーっと短時間でネットで調べ、
本棚の鎌倉関連の本から関連する言葉を抜き出し
紙に殴り書いて持参する(笑)。
・こんな風に本当に殴り書き→ https://f.hatena.ne.jp/yuuko1220/20210620104253
「頼朝のかくし湯」とは、その場所に湧いた温泉の水が
傷に良いというのを聴いた頼朝が 人目を忍んで来たり、
負傷した武将にも治療させたと言う言い伝えから そう呼ばれている。
そのかくし湯の情報を元に
・そこには戦前まで庭園のある温泉旅館「山崎園」が建っていた事
・洲崎の泣塔付近にも温泉旅館が2軒存在していた事を知った。
(大まかな位置↓)
鎌倉市北部、大船駅に割と近い北野神社の山の周囲を歩いてみる事に。
北野神社へお参りした後、
参道途中の脇道から山を下りる。途中から大船観音方面の眺め。
「山崎園」という温泉宿は 明治40年代~戦前まであり、
しかし、その宿は「ばくち宿」とも呼ばれていたらしく
実際の客層は どんな感じだったんだろう(笑)( ゚Д゚)気になるw
山崎園=頼朝のかくし湯があった場所、今は住宅街💧ちょうどこの辺り左側。
ばくち宿という事で、当時は”庚申塔の欠片を持っていると博打に負けない”と
言われていたそうで、近くの庚申塔群を確認したら。。。。
結構側面の角が、欠けている(笑)もしやこれは!?
かくし湯についての碑の様なものは何も無く、山崎園の旧跡も地図に残っていない。
山の周囲の住宅街の奥や付近の脇道、建物背後、死角を確認しながら歩く。
この様な突き当りの道を調査(笑)していると。。
お経の掘られた板碑と、温泉旅館の庭園の滝の跡を見つけた。
(ネット画像と古絵葉書で形状を確認したので合っていると思う)
アパートの裏で人目にはつかない。柵の向こうでよく見えないのが残念。
小さな池の中に沈んでいる石像はなんだろう( ゚Д゚)?
その後も山裾の謎の平場や放置された石、古いコンクリート階段などを見て
アレコレ想像してみたり。楽しい(笑)
山の西側斜面には 温泉宿の出資者が四国八十八か所巡りの石仏を配置して
ミニ霊場を作っていたそうだ。(1916年)
2年前に 私は山頂の神社の裏の藪の中で 謎の弘法大師の石板を見つけた。
もしかして その温泉宿のミニ霊場のモノではないか!?と思った。
(↓2年前のそれ。)
よし、石仏を探して見てみよう。。。と行きたいところだが
今は夏。藪が深い(爆)
明治14年、まだ温泉宿は無い頃の地図。
今は開発されて削られた部分が多いが この山は元々は南側へ連なり、
洲崎の泣塔の所まで繋がっていた。
もっと昔、西側の急坂には山城の砦があって、
尾根伝いの道が鎌倉まで続いていたそうだ。
ああああ興奮するーこういうの。
昔の地図との比較はワクワクするー
草の少ない冬に 山の中を探して 山崎園の霊場巡りが出来たら良いなあ。。✨
この山は鎌倉攻めの洲崎合戦で 鎌倉側の赤橋守時の本陣が置かれた場所だ
なんていう話もあるので 山中の平場とか人口的な何かに気づくかも⁉
散策中、山際の住宅に住む上品な老婦人に聞いてみたら、
”頼朝のかくし湯”については知らない様子だった。
「温泉旅館があったことは聞いて知っているけど
私、他から嫁いできたから詳しくは知らないのよ、
でもこの山の中にね、石仏が倒れて沢山あるの、多分それを回れば
江の島詣でをしたことになったんじゃないかしら、そういうの流行ってたでしょう」
という事だった。
その山から洲崎古戦場跡エリアにある宝篋印塔「泣塔」へ移動。
この遺跡の背後にも「陣出園」という温泉旅館があったそうだ。
多分↓この辺り。昭和ゴミ箱が並ぶ 私の気に入っている市営住宅の一角。
まさかここに温泉旅館があったなんて!(市営住宅の建築年度は昭和35年)
そしてそのすぐ近く100メートル程離れた所にもう一軒
「神明旅館」があったというのは この古戦場みたいな多目的広場入り口付近
写真、手前右側辺りか。
温泉宿の残骸は少なかったけれど まだ調べたら魅力的な事実が見つかりそう。
楽しみは続く~~~✨
(草むらの虫)
(舞妃蓮)
今、市内鵠沼の蓮池では早咲きの蓮が見ごろを迎えている。
このくらいの大きさの蓮も お庭に欲しいなあ~。でも無理ーこれ以上無理ー(笑)
子亀の日光浴。揃えた足が、可愛い。
あっ 最後に、
今回のマニアック散歩で記述中から見つけたキーワード、
「さかさクラゲ」という言葉。
この隠語を 私は知らなかった。皆さんはご存じなのかしら?
もしご存じない方は 是非 おググりになってみては如何🥴