このところ忙しかったけれど
今日は日中時間が出来たので 鎌倉西御門の住宅街から山道に入った。
虫やトカゲが居ないかな・・・
・・・と 足元を見ながら回春院の大覚池までウロウロしたけれど
爬虫類どころか鳥も見られず。池に居たのはーーーー
静止する亀×2。一向に動きが無い。
上の亀は自力で下りられない状態だけど、自業自得なんだろうなー(笑)
大覚池(地獄谷)から「朱垂木やぐら」に寄って天園コースへ上がった。
この「やぐら」は全部で25~50穴あると言われるが 全部は把握出来そうもない斜面。
付近には崩れたような穴や天井の低い幅広の穴などもある。
この間の横穴古墳の壁画は堪能できなかったけれど
「朱垂木やぐら」のベンガラ塗りの平行線は 何百年経った今もこんなに鮮やか。
ベンガラ=酸化第二鉄だそうで、水には溶けない。
天井には漆喰を塗ってから 五十本の垂木の線が描かれているが
まだまだハッキリと見ることが出来そうだ。
こんなに真っ直ぐの線、私の背丈くらいの天井に、
どんな体勢で描いて行ったのかな。・・・・やっぱり普通にエビ反りか?
山道でハラハラと 桜の花弁が降って来て観上げた、
上空に広がる赤い葉っぱの山桜と新緑の光景が綺麗だった。
建長寺上の勝上獄(しょうじょうけん)からの景色。
桜の木がところどころ 薄いピンク色に浮かび上がる。
建長寺境内へ降りたら、桜が一番の見頃だった。
フワフワの桜の下で笑顔の記念撮影、3回もシャッターを頼まれたけれど
人物と風景は 普段撮らないのでどう撮ったら良いか解らない(/ω\)
だから撮ったあとは逃げるように去る(笑)
シャクナゲが、二つ咲いているのを見かけた。
・・・もうあと数十分で4月か!!
ここの法堂の 印象的な像を。
「釈迦苦行像」
(パキスタンから寄贈されたもの)
釈迦像なのにおヒゲ、凹み、あばら、血管。
この迫力は息を呑む。苦しいのだろうけれど、眼差しの奥には強さが。
こういった仏像の表情を見ると、周囲の音が聞こえなくなる錯覚。
「見惚れる」というのとはまた ちょっと違う。
おびんずる様もそう。
そんな像に出会うと、何度も見に行くようになるんだなあー。