幼虫・虫の画像はありませんが
お食事中の閲覧注意
蛹っていうのは 中身が液体。
それを聴いても「へええええええすごいな」と ただただ 感心するしかない。
メカニズムがはっきりと解明されていないから。
私の２匹のナミアゲハの幼虫は ２日違いでそれぞれ 蛹化した。
最初の終齢幼虫に変化が起きたのは そう、
食べられて葉の少なくなったレモンの枝を 交換しているとき。
ふと見ると 幼虫Ａから緑のドローっとした液体がボトボト垂れている！！
よく下調べをしていなかった私は
「ＯＨＨＨ！ＮＯＯＯＯＯＯＯ！！
レモンの棘が幼虫に刺さってしまったーーー
(´；ω；｀)ああああぁぁぁ」
と思った。
？でも その液体は 幼虫がいきんで出しているではないか！音までする(ｰｰ;)
あれ？（・３・）
便利な世の中なのでスマホでググる。
「幼虫は蛹になる合図として 緑の液体を排出します」
ほおおおおおーーーー！！なんと！！！(笑)
結構な量の液体を排出した幼虫Ａは 排出した液体の分だけ「クシャおじさん」みたいに縮んだ。
その後の幼虫の動きが すごかった。
蛹になる場所を探して 走り回るのだ。
（走るといっても幼虫走り）
４０センチほどのレモンの枝を これまでにない速さで
狂ったように移動する。ほぼＮＯＮ ＳＴＯＰだ。
枝葉の隅から隅まで、焦って探しているように見えた。
タイムリミットでもあるのだろうか？？？
２時間経っても動きは止まらない、
昨日まで一日中かじっていた葉っぱにも見向きもしない。
もう 食べないのだ。
３時間経って 私-----人間の方は入浴タイム。
蓋のないケースに 生け花みたい剣山に刺したレモンの枝・・・・・
「この３時間枝の中を動き回っていたのだから
お風呂に入っている間に限って（私が観察していない時間に限って）
ケースから出る訳が無いだろう」
急いで入浴を済ませ キッチンへ戻る。
・・・・・静まり返る生け花「レモンの枝葉」
「居ない((((；ﾟДﾟ))))い、い、居ない居ない居ないーーーやばいやばいやばい」
見回す、足元から。出窓、カフェカーテンの裏、流しの中、作りかけのサラダ(笑)・・・
緑の幼虫の姿を探して
動揺を隠してタオルを巻いたままゆっくりと探す。
何も知らない虫嫌いの家族に気づかれたらえらい事だ((((；ﾟДﾟ))))
吐き気を催すほど動揺してきた
・・・・ら！！！！ガス台の向こうに出してあった １リットルの醤油PETに(笑)
緑の１本線が 斜めに「ヘバリツイテイルデハナイカ！！！！」
ヘナヘナと座り込みたいのを抑えて 糸をかけ始めていた彼を
そっと剥がして 枝に戻す。ごめんなさい。
またウロウロが始まった幼虫。
蛹に適した場所が無いのか？？？
と思い 桐の木材板を割り箸に貼り付けて、剣山に挿した。
しばらくして その板で蛹になった。４時間半、うろついていたことになる。
翌日の朝の衝撃と言ったら無かった。
あの プリッとして可愛かった緑さんが
蛹になったら ダークシャドウのジョニー・デップみたいになってんだから！！
緑だと思ったら 褐色、グレーとか黒の混ざった茶系の蛹になっていたのだ。
動き回る「動」の残像しか無かったので
蛹になったこの「静」は まるでミイラか遺体にしか見えない。
こんな色になって、死んでしまったのではないか・・・・(´･_･`)
またここで 蛹の色について調べた。
アゲハの場合、幼虫の目から入る色の情報の他に、
蛹になる場所の表面が 滑らか（ツルツル）だと 緑の蛹
凸凹（ザラザラ）だと 茶色の蛹、冬越しの蛹の場合はオレンジ
と、そんな感じらしい。すごいな！！！！確かに桐の箱は細かくトゲトゲしている。
幼虫Ａが蛹になった翌日、Ｂからも緑の液体が排出され、
同じ様に動き始めたので 今度は調べてあった通り、
枝に 大きなビニールを被せて 蛹を作るまで待った(笑)
やはり２時間以上ビニールの中で動き回っていた。
レモンの枝のツルツル面で蛹になったＢは、
教科書通りの美しい黄緑の蛹になった。
同じナミアゲハ、こうもちがう色の蛹になるんだな(´・ω・｀)すごいな。
やっぱり「すごいな」しか出ないのだ(笑)
長くなってしまったので（下）へ続く・・・<(_ _)> すみません昆虫ネタ続きます(笑)
幼虫が蛹になっただけのことで
こんなに書いた自分に困惑。
（幼虫の写真はフォトライフに整理して置いておく予定♪）
子供の頃は蝶の幼虫を ただ飼育ケースに入れて餌を入れて 放置しただけで蝶になった。
捕獲しただけで満足していたのか？？子供の頃は忙しかったんだなきっと。(´･_･`)
お口直し：遊行寺のザクロと藤の実・・・・
