りあさんの世界

好奇心に任せて あれこれ行動中

(謎×謎)×謎=「まんだら堂やぐら群」

鎌倉と三浦半島を結ぶ
名越切り通しにある まんだら堂やぐら群。

発掘調査のため 閉鎖中であるが
年に数回公開される。

昨日は午後から出かけてみた。
車で近くまで行くことにし、
地図を頼ると 法性寺 に着いた。
日曜であるが 全く人気が無く、
長い坂の突き当りの駐車場も閑散。

そこから歩いて尾根に入った。

途中、無縁仏の供養塔で
猫に3匹 出逢った が、
ヒトには慣れていない様だった。

立派なフェンスに囲まれて 遺跡があった。

円形の劇場のような(笑)
お墓(やぐら)が こちらを向いている。


この場所は 鎌倉の他のやぐらとは 異なり
穴の前面を 石で塞ぎ、隠されていたという話だ。
太平洋戦争中に 兵隊が発見し、
盗掘も随分有ったようで、今に至る。

それを守る目的だったのか 戦後30年ほど
この地に籠って 訪れる人々に 説法を説いた
法華経行者 小山白哲と言う方が
妙行寺を建てて住んでいたそうだ。

このお坊さんが変わった人で、説法を聞かないと
「まんだら堂」には、入れてくれなかったということである。

やぐらには 火葬穴で焼いた灰を納めたらしい。
火葬穴の遺構が綺麗に 撮られていた。(埋め戻されています)
なぜか 斬首の首だけが一つ 出土している。


こんな話があった。
語り継がれている証言によれば、江戸時代にはこの広場で屍が焼かれていたので、
白骨がごろごろとしていた。
遊んでいる子供たちは、あそこにある白い枝のようなものは
人間の骨だから家に持ち帰らないようにと、両親に注意されていたとか・・・

現在 この 南側下方には 斎場と火葬場がある。
何か関係があるのか・・・・・
切り通しを歩きながら 火葬場のゴーーっという
空気の流れる音に 追い立てられるように前に進んだ。

展望台からは 披露山と海が見えた。

次回行くときは 要 周辺調査である。