りあさんの世界

好奇心に任せて あれこれ行動中

お隣の宿場へ・・・

5月のカレンダーの終わりに 平塚美術館 と 記入してあった。

行くつもりの展示が 今週末で終了する。
行かなくては・・・・


平塚駅北口を歩く、

平塚八幡宮

立派な八幡様。社伝によると仁徳天皇により創建。古い!
池に 沢山のカメが甲羅干しをしていた。

しばし この鳥と戯れ 
先を急ぐ。








八幡山の洋館・・・明治時代の建築物であるが
見た目 新しいので 何かのついでに来ようと思っていた。



ちょうど薔薇の時期。今シーズンはバラを見ていなかったので
得した気分。

明治38年12月、日本火薬製造株式会社設立、そのなかで
英国人支配人の執務室あるいは住居として建設された。
戦時中はこの会社は海軍火薬廠として発足、
この建物は高官クラブとなり、終戦を迎える。
煉瓦積み基礎の遺構が保存されていた。


今日の一番の目的地着!

平塚美術館。近くにこんなカッコイイ美術館があるなんて!
2つの展示を じっくり堪能。
版画と鉛筆画、どちらも 楽しめた。
「絵を見たら 影響されて、描いたりして」っていつも自分に
期待するのだけど なかなか意欲が出てこない、何故だろう・・・
でも、鉛筆画、いいなああああ!!!
絵を思い返しながら 駅方面へ戻る。


じつはもう一つ、ここに気になるスポットを知っていた私。
皿屋敷の言い伝え・・・ここにもあった。
お菊塚である。

江戸へ奉公へ出たお菊は不注意から皿を割ってしまい
両腕を切り落とされた上屋敷内の井戸に投げ込まれて殺されてしまった。
平塚宿へ返された遺体を見て父親は
「もの言はぬ 晴れ着姿や菫草」「あるほどの花投げ入れよすみれ草」
と詠んだ。菫の様に可憐な・・・・・・

お菊塚は歓楽街の中の小さな公園にぽつんとある。
そういえば、四国にも「お菊の井戸」があって、その前で写真を撮ったなあ・・・
なんて ビルの谷間から空を見た。

・・・平塚の夜はきっと 賑やかなのだろう、と 
両側の店の看板に ヒヤヒヤしながら(笑)未知の世界をウロウロ。
裏通りへ入ると 取り残されたようなバラックの一角。
こういうのを見つけると嬉しくなる。だいたい猫が居るものである。


南口も見ておこうと思い移動。
海まで真っ直ぐの広い通りを行く。
北口に比べると まるっきり 人通りが無く住宅街が続く。
松風町、綺麗な町名である。

海沿いの道路からは松で海が見えない。
どんな海なのだろう と 歩道橋を越えた。

そこには テトラポットと釣り人と、
静かな波、そして数人のオジサンの甲羅干し。
・・・・うつ伏せだったから 「甲羅干し」で〜。