鎌倉二階堂~浄明寺地区をブラブラ。
・・・例の古い鎌倉散歩の本を片手に。。。(笑)
↑これらが 私が近頃楽しんでいる本たち。
発行年 左から昭和33年、40年、42年、58年。
(いきなり脱線)古い本は、裏表紙もこんな風に魅力的
鎌倉ハイキングの若者達だったり パイオニアのポータブルステレオRunawayだったり。
。。。Runawayといえばーーーこの方々も懐かしい。
カタカナ表記でランナウェイ。
もとい。
その日、鎌倉市観光協会 鎌倉宮横の駐輪場を拝借し(自転車・バイクは無料)
鎌倉宮にお参り。
更に本堂右の 撫で身代わり様 村上義光像へ。。。。
平成16年に入魂された木像で境内の欅の大木で彫り上げたんだとか。
ーーその衝撃的な最期は 自分の内臓を掴み 敵に投げつけたという💦
撫でると回復するというので 最近調子の悪い右目を撫でさせて頂いた。
。。。。鎧姿で座った状態だから、頭とかお尻を撫でたい人は
ちょっとモヤモヤしそう。(笑)
。。。。撫で身代わり様、何年くらいで 建長寺のおびんづる様みたいに
ツルっツルになるんだろう、変化を撮っておきたい。
二階堂の住宅街を抜けて 七年前に一度行ったきりの杉本寺へ。
七年前と言うと 私が鎌倉歩きを始めたころ。
当時の私は 杉本寺の有名な苔の階段と五輪塔群を眺めて それで満足したと思う。
肝心の 杉本寺の「穴」の記憶が無いではないか(笑)
改めて 鎌倉で一番古い寺、杉本寺(創建734年!)
そこの穴を見ておこう。
穴① 苔階段手前にある 大蔵弁才天の池の水没したやぐら
シダが程よく垂れさがるカッコいい穴。
穴② 本堂右の 権現堂お社の背後のやぐら。熊野権現と白山権現が祀られている
穴③ 古すぎてお寺の人も何だか解らないという祠が祀られたやぐら。
素敵な位置に植えられた彼岸花がポイント。
穴④ 御手洗いの脇に並ぶ かなり古い宝篋印塔などもあるやぐら。3種3様。
穴⑤ 墓地の背後の斜面のやぐら 何段かやぐらが並んでいたんだろうな。。
高くて中が見えないが、色々石が残って居そう。
この寺の山上には 杉本城跡(南北朝期の山城)があるんだけど、
個人宅なので観る事が出来ない。
途中 城の大手部分からの景色だけ見て引き返した。
湿度低めで気持ちの良い風。
山の中を歩きたくなったので 杉本寺から徒歩5分ほどにある
報国寺辺りに遺っている、巡礼古道の山道へ。
坂東観音33ヵ所の1番杉本寺から2番岩殿寺(逗子市)までの巡礼道。
遺っているのは一部だけど 昔の面影そのまま、お気に入り道のひとつだ。
(衣張山の平成巡礼道よりもこっちの方がおススメ!)
とっても狭い登り口↓ 台風で立ち入り禁止だろうなと思いきや バリケード無し。
登って最初に現れる摩崖仏、金剛窟地蔵尊前の平場も そんなに荒れていなかった。
道沿いには板碑がいくつも置いてある。
20分ほど登りながら古道を歩き 別のルートからまた
下から おばあさんが独り登ってきた。
おばあさんが 首に手ぬぐいのみと言う軽装だったので私は
この上の住宅街の方ですか と聞くと、そうだと言う。
巡礼古道の様な山の中の道が好きで
女性一人では危ないと言われるが 楽しくて好きで、止められないのだ
と、私もまったく同感で、お互いそんな事をしばし笑い合って
またお会いするかもしれませんね、とすれ違った。嬉しいひと時。
山を下りると、報国寺の奥のひっそりとした住宅街へ出てきた。
(前方が報国寺方面)
道路脇には 水が流れ、タマアジサイやイワタバコの葉が見られた。
廃屋の素敵な門と 見上げた位置に彼岸花。
古い本によると、”旧華頂宮別邸あたりからは 盛んに犬の鳴き声がする”とある。
(旧華頂宮邸の門と向かいの坂道)
犬の鳴き声とは、向かいの衣張山山中の警察犬訓練所からだ と書いてあった。
多分 この坂を上った先にその施設があったんだな、
と 向かいの坂を上って確認したかったが途中で私道になっていてダメ。
昭和30年頃は きっとこの辺、家も少なくて 犬も吠え放題だったのかな。
本より引用
”華頂宮別邸を過ぎて百メートルも歩けば迦葉園と名付けられた報国寺の広場に入る”
”昔は報国寺は宅間寺とも呼ばれ、この谷戸全体に栄えていたらしい”
”滑川にかかる華の橋であるが これは戦前 華頂の宮に因んで名付けられた”
「華の橋」
”その橋の畔に建つ石塔のうち1本は 巡礼路の道標ですぎもと道とある”
↑ほんとだ、右に「1ばん すぎもと道」って書いてある。
本を開いたまま片手にぶら下げ、楽しんで歩けたが
この後 護良親王墓へ行くと、崖崩れ等で進入禁止だった💦
長い階段の先は見えなかった。どこが崩れたんだろう、気になる。
↓永福寺跡で おにぎり休憩して帰路へ。🍙枝豆×塩昆布🍙
鎌倉のハイキングコースは どこも復旧のめどがたっていない様で、
今年の鎌倉の紅葉は 我慢なのかなあ。。。
(漂流クルミのその後)
記事が長く伸びてしまったので(笑)💦簡単に☝報告
くるみ割りには 家の工具から 小さな万力を出動。庭に座って気長に割る。
じゃーん!
60個拾って 苦労して取り出したのは 1カップ弱のクルミの実。
60個のうち4分の1は 多分 経年劣化?などで傷んでいた。こんな感じに↓
漂流クルミの使用方法
クルミをバターと砂糖で和えたキャラメリゼ、人参酢漬けに入れたり
普段 めったに作らないパウンドケーキにしたり。
普通の菓子クルミよりも、味は薄い感じだった。でも問題なく美味しかったと思う。
ーーーーーしかし、
食べていてほんの数回だけ「んんん?なんとなくカビっぽい風味?」
と思う事が(爆)
完食後数日経過も、私と家族の体調に 異常は出なかった(笑)
ーーーーまた拾うのか?
ーーーー私は是非、また拾いたいと思う。荒天の後に。
落ちたクルミを ↓大騒ぎで持ち去る蟻たち。かなり喜んでいる様子に見えた(笑)
めったにありつけない御馳走だったと思う。薄皮付きは皮を剥ぐのが大変なので不人気。