先日 あまりに気持ちの良い空気だったので
建長寺へ散策に行ってきた。
外国人さんが沢山で 今、ちょうど入口のボタンが見頃。
みなさん写真を撮っている・・・
仏殿前のビャクシンの木は とっても古くて 開山蘭渓道隆が植えたと伝わっており
樹齢750年以上。。。。(建長寺創建は1253年だからその頃からの樹だ)
見れば見る程に年月を感じさせる迫力があって 素晴らしい。
ビャクシンてどうしてこんな風にねじれた様な成長をするんだろう。ゴッホ風。
仏殿、法堂
広い境内を 奥へ奥へ・・・
色が沢山!
クロアゲハがヒラヒラ飛び回るオオデマリを過ぎて
勝上嶽展望台行きと回春院行きの分かれ道・・・
今回も右・回春院方面へ。
「うむ。。。今日もそちらへお越しか。おぬしも、好きよのう・・(苦笑)」
(半僧坊参道入口の嵩山少林寺初祖達磨円覚大師像)
回春院へ向かう右の斜面には
建っていたという平場(今はお墓)があって、
この辺りだけに群生するセリバヒエンソウに一目惚れして以来
毎年来る。今年も来られて良かった。。。そのうちそういう事も忘れちゃったりするのかな💦
深山幽谷の面々は 春に廻る
その言葉から 名付けられた回春院の前の大覚池と谷の奥には
小さな生き物が沢山居るので しばし生物調査(笑)
”深山幽谷の面々”ていうのは、この自然沢の谷の昆虫や生き物の事か?
それともこの土地の・・・・・?
コミスジと 鳥の糞に擬態している様に見える小さな蛾。(ウチムラサキエダシャク?)
キアゲハだ!
背中のこの小動物を思わせる程のモサモサ加減を触りたかったけど・・・・
当然 逃げられたー(笑)
緑の世界、目の疲れがふわーっと溶けていく感じ。
建長寺のこのあたりの土地は もともとは地獄谷と呼ばれた刑場、風葬の地で
昔の絵図には「地獄谷埋残」という場所がはっきり書かれている。
それが今の回春院大覚池から天園コースに向かう辺り、
この通路の 左上あたりなのかな~と思う。
絵図を見ても 私には今のはっきりした場所は不明だけど。。。
でもその辺りの静かな林と、その先にある、
もともと回春院の建っていたと予想される(江戸時代まで?)
寺院跡の平場の雰囲気は とても素敵で、当時の回春庵の風景を想像してみると
取り囲む様なやぐらの穴も 生き生きと見えて来る。(笑)
その平場は今の季節、シャガやマムシグサに覆われて 新緑が優しく包んで
足元をウロウロする ジャコウアゲハ?アゲハモドキかと思った・・
藍色のイトトンボを見つけた!(これもボケてるけど綺麗だった(笑)
そして、何か甲虫の抜け殻が朽ち木から飛び出してるのを見つける(笑)!可愛らしい。
平場のやぐら。こんな様な穴が数個と、石切り場跡が周囲にある。
ここにあるやぐらのうちのどこかに 線画の仏画が描かれているものがあると、
読んだことがあるので、懐中電灯やらを持って確認してみたいのだけど、
近年どうしたことか、こういった穴の中をじっくり見るのは、
だんだん一人じゃ怖いと思う様になってきている私。(爆)
何故だー!!何が原因なんだー!困惑。
(笑)
それを乗り越える若さと気力が無くなっていくのかな、興味はあるのに。
普通年を取ると怖いものが無くなっていくと思っていたのに
何故なんだー(笑)
寺院跡でマムシグサ達と おひるごはん。さわやかな風は5月の様。
サンドイッチを作って来た。女子っぽい✨!?
最近出たPASCO”窯焼きパスコ”シリーズのバゲットの味が良くてお気に入り。
窯焼きパスコシリーズを置いているスーパーが少なくて困る。
・・・ほんとは そんなんじゃ足りないので
コンビニおにぎりも持ってます(笑)
こんなところで木々とやぐらに囲まれて食べる至福の時。
そして「絶対に熊が居ない安心感」に包まれて 切り株でウトウト。
背もたれ付きの 超・超・超コンパクトな椅子が欲しいな。
参考動画:平場をガサガサ歩くだけの地味な動画