草原の向こうの獲物を じっと見つめているチーターのような・・・
しかし 猫の視線の先は 古いアパート。
ここは下町の迷路の様な場所。
家が壊された跡の空き地の草は 余計に鮮やかに見えた。
このアパートの片方は 見て分かるほど 傾いてしまっていた。
東武スカイツリーラインの東向島~鐘ヶ淵あたり。
(曳舟(ひきふね)駅近くで 母の舞踊の発表会があったので 空いた時間にぶらり。)
迷路みたいな路地のある場所に、かつての色街の古い建物を見に来たけれど
カフェー建築を塗り直していたり 廃屋だったり 次に来た時には
もう無いんじゃないかな っていう建物も多かった。
この辺りを舞台にした「寺島町奇譚」という漫画を買ってあるけれど、
間に合わなかった。買って読んでいない本の置き場所に並んでいる(笑)何冊もある(笑)
読んだらきっともう一度行きたくなるだろうな・・・・。八広歩きも良さそうだな。
戦後「玉の井」の一部が移転した(鳩の街)も見て歩いた。
商店街は90年の歴史ある通りで、戦前の建物がいくつも残っている。
じっくり見ていると 耐震強度も気になったりして
↑「古民家カフェ」になっている建物、昭和2年築。
古民家というと、山や自然に囲まれた場所を想像するが、
「一般の民家」の「古民家カフェ」はこれで間違いない。
このカフェで 早めの昼食をとった。
もともとは薬局だった様だ。
お手洗いへ行ったら、その個室の狭さと、
左右に2センチ程度スライドさせるだけの戸の鍵、
逆カランの手洗い器・・・
このトイレが「古き良き」なのかはわからないけれど(笑)
ノスタルジーを覚え、 見える光景には勝手に
セピア色のフィルターがかかった。
今どきの可愛らしい ヘルシー系カフェメニュー。
・・・・江戸っ子は濃い味が良いのじゃないのかいっ。(私はたぶん 少し濃い味が好きなので)
フランボワーズのケーキは濃厚wwwww
カフェー建築は商店街を少し入った裏通り的な所に残っていた。
残っているが 同時に空き地や新築の家が目立つ気がした。
私くらいの年代が 実物を見る最後の世代になってしまうのかも。
夕方は浅草の純喫茶で また食べちゃった(´Д`;)
「プリンアラモード」のビジュアルが見たかっただけ。
子供の頃は喫茶店に行くと
これくらいしか頼むものが見当たらなかった気が。
踊りの会直後で 白塗りのドウランが落としきれていない母と つついて食べた。
純喫茶、お値段が少し高めだけれど、ゆっくりするために場所を借りる、
そんな感じだからねぇ、と話した。コーヒー美味しかった!!
浅草「喫茶 ライト」にて。