先週 トレーニング帰りにお茶をした場所が
旧近藤邸(国・登録文化財)
去年4月に もともと市役所内にあった喫茶店『すかいはーと』が
市役所移転工事のため、この文化財「旧近藤邸」をそのまま使って営業している。
文化財である素敵な建物で 軽食やお茶が楽しめるお得な場所。
和洋折衷の面白い建物。
設計は、F.L.ライトに師事した福島県出身の建築家、遠藤 新。
(F.L.ライト設計の帝国ホテルは、軟弱な地盤であった土地の液状化を見越して建てられ、
大震災で多くの建物が被害を受けた中、ガラス一枚割れず、その耐震の確かさを証明してみせた。)
関東大震災直後の大正14年、地震に強い家を望んだ旧近藤邸の建主は、
その遠藤新に設計を依頼した。
この建物は、遠藤新が関東大震災後はじめて建てた家だそうだ。
(辻堂から今の場所に移築保存)
幼い頃から祖父に「関東大震災がまた起きるから 東京は危ないぞ」
なんて、顔を合わす度にしょっちゅう言われていた記憶がある。
そんな祖父は子供が家を出ると 都内の高円寺の家を売ってしまい
千葉の田舎へ土地を買って引っ込んでしまった。
最後まで『地震がまた来るぞ』と言っていた。
東京で育った私は 今神奈川に住んでいるけれども
そういえば 神奈川に越してきた時に、
「これで東京から離れたから 地震はそれほど怖くなくなったのかな・・・」
なんて言う気分だったっけ。
でも良く考えたら 真実は
関東大震災は 巨大な揺れが三度発生した「三つ子地震」であり、
(;´Д`)
より震源寄りに越して来たという事なんだよなあ。
おじいちゃーーーん!・・・と話がしたいなあ今。(笑)
「今後の南関東での地震災害への備えを考える一助として活用して欲しい。」
と書いてある。2冊のうちの一冊を持っているが 今週、もう一冊も読んだ。
当時の写真や建物の倒壊状況や街の様子が 細かく記録されている。
自分の良く知る場所や橋の名前....
ドキドキしたが 知っておくことは何かのためになる。
そこに書かれた子供から大人までの作文の中の「揺れ」を表すいくつかの描写。
- 浮世の善悪を打ち忘れたる最初の瞬間
- 。。もう荒波にもまれている舟のようになった
- 烈しい烈しい馬鹿に烈しい
当時は義理と人情の世の中であったから
人の温かさが伝わる話も沢山。。。の反面 現在だったらと思うと心配。
長い物語を読んだような感覚にもなったが それは事実であり。
のほほんと遊んでいる友人達にも 教えてあげないと(=_=)と
伝える使命感に溢れる週末。読んで良かったなあ・・・
記録や気持ちを残すことは大切。
面白い動画を見つけた。
個人で作った2011年の地球全体の地震の資料みたいだけれど・・・
https://www.youtube.com/watch?v=ndEBCMUqcAk
これは毎年というか毎日更新したものが見たいなあ~(。・ω・。)
日本は地球の中心みたいに見えた。
(おまけ)今週の中年の失敗
妙なハプニングが増えてきた40代、記録してみてもいいかなと思った。
「スクランブルエッグを作るつもりが
卵を割り落とした場所がコーヒーフィルター」だった朝。