鎌倉海蔵寺にある、「十六の井」が好きだ。
「やぐら」なのか「井戸」なのか 謎の様だが
神秘的な空間を たまに 観に来る。
音も無く湧き出る
十六の規則正しい穴、水が枯れる事は無いと言う。
十六の井を覗いた後に、さて、振り向く。
探す。首をグルグル回して 探す。
あった！！
おいおい 造り酒屋か〜〜〜っ！！まるで杉玉の風格である。
一月ほど前だっただろうか、誰かのつぶやきで観ていたたのだ。
「え！！」とインプットしていた(笑)
結構高い位置、１０メートル離れていれば大丈夫・・・・
・・・・・・彼女たちは とても忙しい雰囲気である。
のんびり 口を開けて見上げ、散策している自分を恥ずかしいとさえ。
次期女王蜂が生まれて 交尾の時期？♂も集まって来ているかも。
外壁作りに幼虫の餌運び？休みなく出入りするキイロスズメバチ達。
割とすぐに 偵察兵がやってきたので その場を後にする。
こんなに大きくしてしまって、この建物は空き家の様だが、
持ち主はどうしているのだろう 巣が欲しいのかも？
１１月にもなれば この巣も空き家になり 立派なオブジェになるだろう・・・・
新しい女王蜂達は、交尾の後、朽木などの中で 越冬するそうだ。
花の蜜でお食事。
（スズメバチの成虫は肉食では無い。昆虫を狩るのは、幼虫達に与えるための餌）
この日、そこらじゅうで とにかく 歩いた場所には必ず
キイロスズメバチが居た。路上にも蠢いていたり・・・・
近くに化粧坂があるので 予定外に山に入ってみた。
ぬかるむ化粧坂。次の一歩を見極めながら止まらずに登る。
見上げると 気持ちの良いキラキラした緑。
するとやはり キイロスズメバチが沢山飛んでいる。
早めに色付いたモミジを眺め
頼朝像を越えて 人の少ない違う道で降りようと進むと・・・・
凄い数、飛んでいるではないか！！
巣が近い感じだった。どうしよう・・・
立札を通り過ぎたら また 同じ看板が２つ出てきた
・・・ので怯んだ。
戻ろう（汗）
そうだそうだそうだ
今日の一番の目的はココじゃない。
美術館を堪能する筈だったではないか！！
滑る様に化粧坂を下りて(笑)八幡宮の美術館へ・・・・・
鎌倉住みで制作した銅版画の数々。。。
頭の中の細かなイメージを 平面に表せるのは羨ましい・・・・
前半は感動。後半は抽象的すぎて（汗）
１階の天井にユラユラ映る水面
美術館ＣＡＦＥにて。
誰も居ない。
