昨日は午前中、ゲリラ的な雨に降られてさんざんな目にあったが
昼に出直して歩きに行ったら
私にとって懐かしいモノ達に再開した。
手入れが滞っている様な、ひっそりした神社だった。
それでも 緑のモミジに赤い鳥居が映えて 美しい。
神社の周囲には「池」というか もう「沼」の様に放置されている水・・・・
(後で知ったが管理人が身体を壊してしまったとの事・・)
赤い橋を渡りかけて
「!!!」
「食用だっ!!」
口にこそ出なかったが
咄嗟に出た名前が「ショクヨウ」であることに
幼少時代の印象の強さを思った。
何匹居るだろう、懐かしい巨大なフォルム。
そこらじゅうで水没した木の枝に乗って休んでいる。
また、コレを見る事が出来るとは・・・・たぶん35年ぶりだろう・・・
子供の頃、住んでいたマンション(新潟市)の目の前のグラウンドの側溝に
うじゃうじゃ居た。幅の狭い側溝で、幅も深さも3,40cmだったので
黄色いバケツに沢山捕って戯れた、美しく楽しい想い出(笑)
それと共に母親の悲鳴のような声も甦る・・・・・。
濁った水に力強く繁殖・・・・頭だけで5センチくらいはあるのではなかろうか。
子供の手には余るほどの大きさなのだ。
足の生えた2年物のオタマも見えたが とても警戒心が強く 近寄ると潜ってしまう。
食用ガエル=ウシガエル っていうのはずっと後から知った名前。
だから 今でも食用ガエルの方がしっくり。
食用にするカエルを全て食用ガエルって言うんだろうけど(笑)
食用の歴史は大正時代かららしく、各地で養殖されていたそうだが
いつのまにか食品としての利用が減ったそうだ・・・・。
天敵が居ないという話だが・・・・
そんなに繁殖しているという実感は今まで無い。
・・・・もっとも、子供時代の大半は東京で育ったからなのだろうが。
(謎:皆さんのエリアには 繁殖していますか?)
オタマジャクシを長い事眺めていたら そのうち 成体が1匹、鳴きだした。
「BWOOOOoooo。。BWOOOOooo。。。」
(カタカナよりもこっちの方が表わしやすい為)
何処!?
ど、何処っ!?目を凝らす。
居た〜〜〜っ!!
岸伝いに 5メートルほどまで接近したところで
私に一瞥をくれて 水中へ消えて行った。
このオタマを、あの頃の様に「捕ってみたい」衝動に襲われた。
今日も良い徘徊となった。
雨上がりの空に、清々しく顔を上げながら帰った(笑)