りあさんの世界

好奇心に任せて あれこれ行動中

江ノ島を望む忠魂碑

私の住む場所は 江の島から5キロほど北上した、
一段上がった台地の端、
三浦丘陵の北端との境で、坂の多い地区。
電動アシスト自転車が当たり前の地区である。

買い物や、何かにつけ、まず初めに坂を下るのである。
色んな坂があるが 今日はちょっとした沢のある
林の斜面から 小田急線方面へ降りて行った・・・・

沢の水溜まりに 孵化していたオタマジャクシ。
先日の 鎌倉のモノとは 種類が違う様だ。

沢蟹は まだ3センチ以下の小さい物ばかり。
この土地に住むようになって、
こういった 小さい生き物の 大きさなんかでも、
季節を感じられたりするようになった(笑)

今日は市内の第1号の公園、かつて伊勢神宮が祭られていた公園へ・・・・

満開のエントランス・・・・

あっという間の伊勢山公園の登り道には 菜の花が迎える。

陽射しが強いが 冷たい風。
春霞・・・・・江の島

「春霞」と言う言葉は和歌に歌われてきたりするほど古いが
そこには細かい水滴の他に、「黄砂」で霞むという事も含まれているのだろうか、
まあ、今は更に花粉もPM〜も混ざっているが・・・

黄砂の歴史も古そうだなあ・・・・
空が黄色く・・・・嫌なイメージで言われるが
写真として見たりすると、ちょっと幻想的な太陽だったりする。
時間にとらわれず、のんびりと 静かに暮らしていたら 
窓から春の風を眺めて、
「今日は黄砂が舞って 美しい空だなあ」なんていう余裕も出てくるのかもしれない。

この伊勢山公園(藤沢本町駅 徒歩5分程度)は隠れた桜の名所で
明治大正の忠魂碑が4つ 立っている。

桜が よく似合う。
近所の自称100歳の お婆さんがここへ来るといつも 公園を散歩していて
「忠魂碑様・・・・云々・・」と話してくれる。
今日もお元気に皆に声をかけて周る。
「沢山の人が訪れて、忠魂碑様も喜んでおられる」と、いう言い方・・・。
江の島を正面に 見晴らしの良い場所に建っている。
忠義を尽くして死んだ人の魂という意味の忠魂碑。
胸を張って立っている様にも見えるだろうか。


ここには 梵鐘の無い鐘楼がある。

昭和初期、朝夕の時を告げていたが
戦時の銅鉄回収に 供出してしまったそうだ。
360度の 眺望のこの場所で 鳴っていた鐘、途切れた翌日なんかは
寂しかっただろうな と 思う。

ここへ来ると 戦争 の余韻というか名残りを 強く感じてしまう。

桜の時期以外は 来る人もあまり無く ひっそりとして、
お婆さんの表情も違うのだ。




 
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