りあさんの世界

好奇心に任せて あれこれ行動中

喪失感

 先日の事。

地元藤沢北口の廃れたお気に入りを見に行った。

駅前の未開発地。
写真右のマンションは あの有名な((苦い笑))姉歯マンションである。

そのふもと辺り 旧辰巳町にある赤線跡「藤沢新地」
その一角の 連れ○み宿的・・・・・


仙成旅館がある。かつてはその隣の駐車場に「菊水旅館」があったらしい。
菊水・・・・そういえば戦争末期に菊水作戦ってあったな・・・。

この仙成旅館、興味あって宿泊した人の話だと
一泊3000円と書いてあったが3500円だったらしい(笑)
それはそれは 微妙なルポだった(笑)
鍵が・・・!!えーーーっ!?みたいな。
お風呂が・・・・!?とかw。
営業中・・・・・気になる。中が気になる。
泊まる勇気はない。
「女ですもの」(笑)

並びにはもう一軒 カフェー建築(特殊カフェーです)の渋い
「松竹旅館」が風格タップリに建っていた。

・・・・・建っていたはず・・・・。

が—————ン!!
小声で思わず「ヤラレタ!」と出てしまった。

更地になってるではないかーっ!!
いつの間に!!油断も隙もないっ!!
しばし呆然とため息で立ち尽くす・・・
何度かドアに手を掛けようとしたが
できなかった、あの冷たそうなドアの取っ手・・・・
遂に触ることなく 消えてしまった。

「ここも遂に開発の 魔の手が・・・・」
その時 ぱっと脳裏に思い出した光景があった、
中学か高校時代だろうか、中央線三鷹駅前開発の
立退きで、雑貨屋さんのお婆ちゃんが、泣きわめいているのを
押さえながら ユンボで取り壊す光景・・・・
・・・・たしか彼女は 2階から自分が溜めた○○を
バケツで まき散らして抵抗したのではなかったっけ・・・

なんでそんなことが瞬時に脳裏に出てきたのか ちょっと困惑。
抵抗は何もできないが、その辺をうろついていた市役所の腕章の4人を
睨んでおいた。じーっと。

「あーあ」とかなんとか言いながら
仙成旅館前を曲がる。

おおおおっ!!
NEW OPENだっ!!
なんと廃墟エリア入口に、
真新しいネオンサインが設置されているではないか!
となりのカラオケスナックは細々と営業していたようだが・・
「ここは渡さん」とでも言ってくれているように思えた。

進んでみると
 

ああ、なんと癒しの光景(笑)
目をつぶると 酩酊と泥酔、陽気な笑い声・・・・??

何度か往復する。

出口にはお決まりの質屋だってある。
 

 

高層マンションの谷間に 取り残された住居も残る、
舗装されないままの砂利道。
存在するうちに 足を運んで感覚を覚えておかなくては・・・・
お隣の駅みたいに ものすごい最先端なことになったら嫌だなあ。

ハイ。
廃。

ここは自宅のそば。
見る度に 喉がカラカラ、息も出来ない様な焦燥感に駆られる。

口直し・・・・・
11月後半に入ったが ちょっとだけ紅葉が進んだ湘南。