広い敷地に溢れんばかりの緑に囲まれ、その屋敷はひっそりと建っている。
この建物が建てられた昭和6年は、50代半ばを迎えたモーガンの、作品。
静かで、質素な印象と言われた。
その理由は、この建物が日本建築の要素が含まれているから。
2007年と2009年、2度の原因不明の火事で 元の姿は無くなってしまっている。
横浜外人墓地の門も、モーガンによるものであったが
戦争で供出されたと言う。
このように、いやこれ以上に美しかったのかもしれない。
恨めしそうに もう 3年、放置である。
古い焼却炉。
自分の、外側で燃えて行く 主人の家を どのように眺めたか。